栄養素が高いとされるチーズの種類や特徴

チーズの中でもハードタイプのチーズは栄養素が特に高いといえます。
それは、熟成期間が長くその間に様々な栄養素が凝縮されているためです。
ハードタイプは水分をプレスして抜くほど水分量が少なく、硬い食感が特徴です。
その為質量は少なくても栄養素はぎっしりと含まれているという特徴があります。

そしてその硬い食感から食べるときにはそのままかじるよりもすりおろして粉状にするか、溶かして混ぜ合わせるように使われます。
そのまま食べる場合は薄くスライスした方が食べやすくなるでしょう。
このタイプの代表的なチーズはパルメザンがあります。
日本の食卓でもなじみ深い粉チーズです。

これは100g当たり475kcalのエネルギーを持ち、脂肪、タンパク質共に同じチーズの中でも高く、超硬質で濃厚な味わいです。
他にもエメンタールやグリュイエールなども栄養素が高いとされます。
これらはおもにエネルギーの高さが群を抜いていますが、そもそもチーズのエネルギーは種類によって様々で低いものだとこれらの4分の1以下のものもあるのです。
たとえばフレッシュタイプのカッテージは最も低カロリーで100gあたり105kcalです。

また平均的といわれるエネルギーをもつカマンベールやプロセスタイプは大体350kcal前後です。
これらの種類にはハードタイプよりも多い水分量が含まれています。
フレッシュタイプは特に熟成されないタイプなので水分を多く含みむので同じ100gでもエネルギーなどの栄養素が低くなるのです。
低カロリーのものはその分味も濃厚さよりも淡白な味わいでさっぱりしたものが多くあります。

そのため、同じ100gでも一度に食べる量は種類によって異なると言えるでしょう。
カッテージ100gとパルメザン100g食べるとすると、カッテージなら食べきれなくもありませんが、パルメザン100gはとても量が多く感じるはずです。
その量は食卓に並ぶ粉チーズ1本分以上にもなります。
そのため、栄養素が高いチーズはエネルギーもカルシウムも豊富ですが、その分味も濃厚で一度に大量に摂取することが出来ないという特徴があるのです。